第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式出品されることとなった『PERFECT DAYS』(原題)の作品情報とメインキャストが発表され、場面写真とティザーポスターが解禁となった。
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東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去に少しずつ光をあてていく…。
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数々の傑作を世に送り出し続けたヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかにsmall sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いだ本作。
平山を演じるのは、ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしてやまない俳優、役所広司。ふたりの静かなセッションが、その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさを描き出す。
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共演は、平山のもとに突然訪れる姪役に新人の中野有紗。その母、平山の妹に麻生祐未。平山と奇妙なつながりをもつホームレスに、ダンサーの田中泯。同僚の清掃員に、柄本時生。そのガールフレンドに、アオイヤマダ。平山が休日に訪れる居酒屋のママに、石川さゆり。その元夫に、三浦友和。ほかにも豪華キャストが出演する。
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併せてティザーポスタービジュアルも解禁。木々のイメージとともに、日常生活を送る主人公の平山がとらえられており、あらゆるものと等しく温かく包む‘木漏れ日’を感じさせるデザインとなっている。