第95回アカデミー賞最多ノミネーションで話題席巻中の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』より、場面写真11点が解禁された。
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本作は、『スイス・アーミー・マン』の監督<ダニエルズ>がミシェル・ヨー主演で描く、「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてないカオスな世界観で繰り広げられる壮大な異色作。本年度ゴールデン・グローブ賞では2部門受賞4部門ノミネート、さらにアカデミー賞では作品賞を含む10部門11ノミネートの最多受賞を果たし、本年度最注目作品として公開前から大きな話題を集めている。
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そんな本作からこの度解禁されたのは、全人類未体験のトンデモワールドを垣間見ることができる場面写真11点。突如マルチバースにジャンプし“強大な悪”から世界と家族を救うため新たなヒーローへと覚醒したエヴリン(ミシェル・ヨー)。
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エヴリンがマルチバースに迷い込み、割れた鏡に映るように“別次元の自分”を垣間見混乱する姿、カンフーの達人である別の平行世界にいる<エヴリン>の力を得て小指で筋トレに励む姿、なぜかシェフになって肩車ダッシュする姿など、奇天烈なマルチバースの世界で彼女が救世主(?)の力に目覚めていく様子が捉えられている。
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一方で、エヴリンに立ちはだかるユーモアたっぷりのヴィランの姿も明らかに。殺気迫る飛びヒザ蹴りで襲い掛かるディアドラ(ジェイミー・リー・カーティス)、ド派手なファッションに身を包み、全宇宙を壊そうと目論む実の娘・ジョイ(ステファニー・スー)、そして敵か味方か謎の白い軍団の正体とは…? 予測不能なマルチバースバトルを予感させる。
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さらに、闘いの果てにボロボロになったエヴリンを支える夫・ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)との夫婦愛を感じるシーンも。果たしてエヴリンは世界を救えるのか!? 家族の絆を取り戻せるのか!? 映画界に風穴を開けるカオスな世界観にも注目が高まるが、賞レースでも確かな評価を受けたドラマにも心震わされること間違いなしだ。
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本作でも異次元の才能を発揮している〈ダニエルズ〉は、「時々、ボクらの映画は独創的ですごく奇妙なオリジナル作品だと言われると、『アニメを見たことがありますか』と思わず聞いてしまいます。『マインド・ゲーム』(湯浅政明監督)や『パプリカ』(今敏監督)、『もののけ姫』(宮崎駿監督)まで、日本のアニメ作品などあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています」と日本カルチャーからも多大な影響を受けたことを明かしている。
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ダニエルズのエンターテインメント愛が溢れんばかりに詰まった本作。本編に散りばめられた様々な名作へのオマージュも発見してみてほしい。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は3月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。