35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」(HU35)第2回のファイナリスト選考会にて、ファイナリスト5組が決定した。
第2回となる今回は、586の応募企画の中から、約20倍の倍率を勝ち抜いた一次選考の通過者が30組、そこから二次選考を経て勝ち残った10組がファイナリスト選考会に進出し、今泉力哉監督、藤原季節ら審査員の前でプレゼンテーションを行った。

審査員長の今泉監督は「ここまで残った10本の企画を、実際に企画した人たちに会い、企画の成り立ちや想いを聞くと、やはり脚本だけではわからない部分も見えます。その辺を踏まえ、審査員4人で話し合いました」と話し、藤原さんは「10組の方の中で、今回作品を撮ることができなかったとしても、作り続けてくれれば、いずれどこかで必ず交わることができるのではないかなと思うので、本当に今日は皆さんに出会えてよかったです」と感想を語った。
そして、「全員一致、文句なしの1位」として発表されたのは、15歳の女子高校生カワイ・ヒバリの「そこに光があるなら」。「一番、脚本として完成度が高かった。今回は小さな題材を扱っていますが、この精度で書けるなら、もっと大きな事件や物語を描いていける人だと思った」と今泉監督は絶賛。藤原さんも「脚本に書かれている言葉のチョイスが素晴らしいです」とコメントを寄せた。

ファイナリストに選ばれた5組は、これからプロの映像制作チームのサポートを受け、監督として約40分の映像作品の制作に挑む。さらに完成した作品は、制作過程に密着したドキュメンタリーとあわせて、来年4月頃に「Hulu」で独占配信される。