「Amazonオーディブル」では、小澤征悦、松山ケンイチ、藤木直人が朗読を担当した村上春樹作品を本日6月1日(水)より配信開始。
小澤さんが担当したのは、小説家・村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処が全て刻印された「職業としての小説家」。村上作品のファンだという小澤さんは「村上さん自身の『声』が詰まった『職業としての小説家』を、今回朗読させていただくことを大変光栄に思います」と喜び、「この作品には、村上さんの物事を突き詰める姿勢や行動力など、村上さんが如何にして世界を代表する小説家になったが記されています。僕自身も朗読を通して、多くの気づきがありました」と作品の印象を語る。
続いて松山さんが担当するのは、7つの短編を収録した「螢・納屋を焼く・その他の短編」。「僕だったら、この作品はベッドの上で、自分の頭の中で自分の今までの思い出の映像と、この作品のふんわりとした想像の絵を重ねながら、眠りに落ちる、という聴き方をしたいと思っています」と話す松山さんは、「毎日少しづつ、色んな想像を膨らませながら、聴き進めてもらえると嬉しいです」とコメントしている。
そして藤木さんは、「ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編」を朗読する。
同サービスでは、日本語では初となる村上さんの10作品のオーディオブック化が進行中。すでに、「騎士団長殺し」を高橋一生、「海辺のカフカ」を木村佳乃、「神の子どもたちはみな踊る」を仲野太賀、「東京奇譚集」をイッセー尾形がそれぞれ朗読することが決定している。