4月1日、本国アメリカや日本などで『モービウス』が公開された。当日の朝、ダニエル・エスピノーサ監督が「The Wrap」のインタビューを受け、同作について語った。
まずは、公開初日を迎えた感想を「最高の気分。いつものことなのですが、映画を作り終えて自分自身に『もう手放していいんだよ』と言い聞かせても、やっぱり公開されるまではそうはいかないんですよね。やっと(公開を迎えて)終えられて、本当にうれしいです」と語ったエスピノーサ監督。
続けて、『モービウス』の製作について、常に「こうしたらおもしろくなるんじゃないか」と考えながら、取り組んだことも明かした。
キャラクターたちのファイトシーンは、「『マトリックス』のような高度な動き」をイメージ。「モービウスの能力を見せるのに、紫色を取り入れたらおもしろいかもとも思いました。私は70年代のモービウスのコミックが大好きでした。その中で、モービウスが何かを思い切ってやるときには、背景に黒い雨のようなものが降っているんです。(また、)私は色彩と光線を使うというポケモン風のアイディアが、物語を伝えるのに効果的だといつも思っていました」と、半世紀以上前のコミックや「ポケットモンスター」の印象的な視覚効果が、『モービウス』に影響を与えたと話した。
「『モービウス』を作るなら、こういうものを取り入れれば私がやりたいことがなんだってできる。それにおもしろそうだと思ったんです」。