サンダンス映画祭プレミア上映で世界を驚愕させた北欧ホラー『ハッチング―孵化―』より、場面写真が解禁となった。
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本作は、思春期の少女が孵化させた卵が、絵に描いたような幸せな家族のおぞましい真の姿をさらしていく北欧発のイノセントホラー。サンダンスでのワールドプレミア後に出品された第29回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭(フランス)においてグランプリを受賞した本作。海外メディアからは、「北欧発ボディ・ホラーの傑作」(VARIETY)、「精密に構築された恐怖に締め上げられる」(THE PLAYLIST)、「美しくおぞましい」(Thrillist)、「とてつもなく独創的なホラーが誕生した」(THE HOLLYWOOD REPORTER)など、絶賛評が寄せられている。
サンダンスでのワールドプレミアを経て、今年3月に本国フィンランドでの公開を控える注目の最新作だ。
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解禁となった場面写真では、主人公ティンヤと母親の仲睦まじそうな姿を捉える一方で、母から押さえつけられたティンヤが見せる恐怖の形相、ティンヤが持ち帰ってきた不思議な卵を自室のベッドで誰にも内緒で大事に育てていく様子、そしてティンヤが育てた卵が巨大化して‘それ’がついに姿を現した衝撃の瞬間、ティンヤが母親の恋人と向かい合う様子などを捉えている。
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母からの過度な期待に応えることに囚われているティンヤの内面や混乱が大きく関わっていくストーリーとなっているが、彼女が卵から孵化させた‘それ’とは何なのか? そして、その出現によってティンヤと洗練された家族の平穏な暮らしにどのような恐怖が襲い掛かるのか…? 物語の行方が気になるカットとなっている。
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本作のプロジェクトの始まりは、監督が2014年に開催されたイベントで本作の脚本家イリヤ・ラウチと出会ったことがきっかけだったという。少年が鳥の卵を孵化させるというアイディアを聞いた監督は、主人公を少女にすることを提案し、ふたりは脚本開発にとりかかった。
監督は、「物語は母と娘の2人の強い女性を中心に描いていて、この映画は鎧をまとい、対面を保つことをテーマにしています」と語る。さらに、「多くの観客、特に女性の方は、映画を通して誰かをコントロールしたい、喜ばせたいという衝動と、不完全な自分の姿を見せることへの恐怖に気づくことになると思います」と、本作が描き出すテーマについて示唆するコメントを寄せている。
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少女の狂気の芽生えと、それがもたらす恐怖を描く本作。新世代の北欧ホラーとして期待が高まる。
『ハッチング―孵化―』は4月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。