玉木宏が爆笑アクション連発で“史上最強の主夫”・龍を演じ、2020年に高視聴率を記録したドラマを映画化する『極主夫道 ザ・シネマ』。この度、吉田鋼太郎、松本まりか、安達祐実らの出演が明らかになった。
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川口春奈が演じる龍の妻・美久、志尊淳演じる龍の元舎弟・雅をはじめ、強烈なキャラクターたちがドラマから続投する本作。
吉田鋼太郎は、町に突然進出してきた不動産会社Kプランニングの社長・近藤を演じる。先日公開された特報でモザイクがかかりながらも机の上に立ち「フニクリ・フニクラ」を熱唱していたのは吉田さん演じる近藤だ。龍と因縁がある極道の近藤は、腹心の舎弟・山本(猪塚健太)や加藤(藤田朋子)らを引き連れ地上げを企てている。イタリアンマフィアに憧れ、葉巻をくゆらせ、怪しいイタリア語を操る近藤の姿は癖になる笑いを巻き起こす。
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吉田さんは「おっさんずラブ」『劇場版 おっさんずラブ ~ LOVE or DEAD~』でもタッグを組んだ瑠東東一郎監督たっての希望で出演が決定。映画版オリジナルキャラクター・近藤は吉田さんであて書きしたという。「大暴れしてもらえるという嬉しさの余り、あんな夢こんな夢いっぱい詰め込みまくった結果、近藤というキャラクターが出来上がった感じです。もはや鋼太郎さんに対する熱烈なラブレターですよね(笑)」と瑠東監督はラブコールが叶った喜びを語っている。玉木さんとは「桜の塔」(21)に次いでの共演となる。吉田さんは「親分を心の底から楽しみながら、弾けながら演らせて頂きました!」と語る。
また、猪塚さんが「とにかく鋼太郎さんに振り回されてくださいと言われていましたが、振り回され過ぎて意識が飛ぶかと思いました」と語り、「宝探しのように出没している加藤を演じられて感謝しています」と藤田さんも明かすポンコツな舎弟コンビも見逃せない。
近藤率いる極悪地上げ屋に立ち退きを迫られる、かりゅう保育園の白石園長先生役には安達祐実。龍は保育園を助けようと奔走するが、やがて抗争に発展する中、安達さんは“怒るとドスをきかせキレまくる保育士”を熱演。瑠東監督は安達さんに敬意を込めて「生っぽさの帝王」と呼ぶ。「リアルとリアリティの境界線を全く感じさせない。そして一瞬で空気変える芝居をされるんです。今覇気使いました? みたいな。白石は本当にバランスが難しい役だったので帝王の力お借りしました」とコメントし、「今回のはエグかった。期待の78倍くらい」と絶賛を贈る。
安達さんは「振り幅が大きい役なので、物語りに溶け込みつつ、はみ出しつつ、ちょっとしたインパクトとして存在していられたならば嬉しいなと思います」と語る。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でも大反響を巻き起こしている安達さんが演じる保育士にも注目だ。
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そんな極主夫道史上最大のトラブルに見舞われる龍の前に突如現れる虎二郎(滝藤賢一)の妹、広島レディース連合3代目総長・虎春に扮するのは松本まりか。特報では、モザイク姿でピンクの特攻服、ピンクのバイクに乗って啖呵を切っている。虎春はなんと龍にひと目惚れ、美久と小競り合いを繰り広げ、さらにバイクに特攻服で大暴れ。初のヤンキー役となる松本さんは「超純情ヨロシクですので、ぶきっちょな虎春の恋をお手柔らかに見守っていただければ」と“龍に恋するレディース”をノリノリで演じたよう。
「ようやくご一緒出来た! と言う喜びが大きい。真っ直ぐなズレ方が何ともチャーミングな方」と語る瑠東監督。さらに「正に大車輪の活躍。大暴走女優。圧巻でした」と数々の名シーンを生み出した松本さんの無双ぶりをほのめかしている。
さらに、火竜町に越してきた新婚夫婦、和馬(渡辺邦斗)と佳純(新川優愛)にも注目。2人の龍への誤解がさらなる誤解を呼び、様々な人びとを巻き込みながら事態をややこしく盛り上げる。「撮影現場もにぎやかで、撮影を終えて帰るのが寂しくなってしまうほどでした」と新川さんは語り、「シュールな笑いが癖になる独特な“極主婦道”の世界が、現場でも広がっていることに興奮しました」と渡辺さんも撮影の様子を語っている。
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『極主夫道 ザ・シネマ』は6月、全国にて公開。