昨年11月、ヴィン・ディーゼルが『ワイルド・スピード』シリーズの元共演者で、険悪な関係に陥っていたドウェイン・ジョンソンに、同シリーズの最終章(『F10』)に出演してほしいとSNSで呼びかけ和解を申し入れた。その理由として、メインキャストで2013年に亡くなったポール・ウォーカーと最終章を最高のものにすると約束していたことを挙げた。
以降、ドウェインの「返答」に注目が集まっていたが、12月30日、CNNとのインタビューでドウェインはヴィンのオファーを正式に「拒否」した。
「ヴィンのあの投稿には本当に驚きました。7月に、私はSNSを通してではなくヴィンに直接、個人的に、『ワイルド・スピード』シリーズには戻らないと告げたからです」とヴィンの投稿より4か月も前に、すでにドウェインは「再出演はしない」と本人に宣言していたことを明かした。
ドウェインはヴィンの投稿の内容に対しても苦言を呈した。「子どもたちやポール・ウォーカーの死の話題を持ち出したのも好ましくありません。彼らを巻き込んではならないのです。この件に関して、私たちは何か月も前に話が付いているのですから」と語った。ヴィンは投稿の中で、自身の子どもたちがドウェインのことを「ドウェインおじさん」と呼んでいるとつづっており、下手に出ていることをアピールしている様子だった。
「私のゴールはこの素晴らしい『ワイルド・スピード』シリーズでの最高の旅を、感謝の気持ちを持って、優美に終わらせることでした。残念ながら、(このような)対話が公になったことで、ややこしくなってしまいましたが」とヴィンの行動を暗に批判した。