『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、カンヌ国際映画祭のパルムドールなど数々の賞を受賞したポン・ジュノ監督が、「人間と深海の生き物」をテーマとした韓国のフルCGアニメ映画に着手しているという。「IndieWire」などが報じた。ポン監督はこのアニメ映画の脚本を2018年から韓国の「4th Creative Party」とともに手掛けており、脚本は今年1月に完成したとのこと。同社はVFXの製作会社で、ポン監督の『母なる証明』『オクジャ』『スノーピアサー』にも携わってきた。アニメ映画とは別に、ポン監督は英語で製作される映画の脚本も執筆しており、『パラサイト 半地下の家族』から初めてメガホンを取る作品はアニメ映画よりこちらが先になるようだ。これら以外にも、米HBOでドラマ化される『パラサイト 半地下の家族』を『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』などのアダム・マッケイとタッグを組んで製作し、自身がプロデューサーと脚本を務めた韓国映画『海にかかる霧』をハリウッドでリメイクすることも決定しており、多忙を極めている。さらに、ポン監督は今年8月から9月に開催されるヴェネチア国際映画祭の審査員長を務めることが決定している。
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