フランス映画として初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた21世紀フランス・アニメーション伝説の傑作『ベルヴィル・ランデブー』が、製作20周年を目前にリバイバル上映されることが決定した。おばあちゃんと幸せに暮らすシャンピオン。内気な少年が情熱を傾ける自転車レースのために、ふたりは特訓を重ね、遂にツールドフランスに出場する。しかし、そこで事件は起きる。マフィアに誘拐された孫を追って、愛犬ブルーノと共にシャンピオン奪還のための大冒険が始まる。協力してくれるのは伝説の三つ子ミュージシャンの老婆たち。腕力では敵わないが、人生経験と知恵そしてユーモアと愛で数々の難局を乗りきっていく――。カンヌ国際映画祭での正式上映、アカデミー賞では長編アニメーション映画賞にフランス映画として初めてノミネートし、批評家が選ぶ100本のアニメーション映画(News week)、トップ100アニメーション映画(ロッテントマト、94%フレッシュ)など世界各国のランキングに必ず選ばれている本作。遊び心にあふれた仕掛けとユーモア満載の独特の映像は、いつの間にか目が離せなくなり、観客の予想を心地よく裏切って展開する物語は観客を魅了し、さらにアカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌ほか、小気味よい音楽が、その世界観により深く引き込んでいく。上映決定と同時に到着したポスタービジュアルでは、マフィアに誘拐されたシャンピオンを奪還するため、大都市ベルヴィルまでやってきたおばあちゃんがマフィアの車の前で立ち向かう後ろ姿が描かれている。また、夜空に塔がそびえ立ち、フレンチ・トリコロールの花火が上がっており、幻想的な1枚となっている。『ベルヴィル・ランデブー』は7月9日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次上映。