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『ルビー・スパークス』では主演のみならず脚本と製作総指揮も手掛け、才能あふれる女優として注目されたゾーイ・カザンは、巨匠エリア・カザンの孫娘。イェール大学で演劇を学び、その後ブロードウェイで舞台女優、そして戯曲作家としても活躍してきた。
インタビュー映像では「ロネ・シェルフィグ監督作品に出るのが長年の夢だった」と語るゾーイがシェルフィグ監督とはどんな存在なのか、演出や人柄のほか、主人公クララの物語に引き込まれ興味を持った理由について、さらに、女優業と同時に脚本家という顔も持つゾーイにとって両方の仕事がもたらす影響などについて語っている。
本作へ出演を決めた理由について、「ロネの作品に出るのは、長年の夢だった。彼女の作品がとにかく好き。それに彼女が特にすばらしいと思うのは感情表現とユーモアの絶妙なバランス。これができる監督はそういない」と絶賛を惜しまない。
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また、「クララの物語にも引き込まれた。彼女の成長過程がとても感動的だと思った。最初 彼女は無私無欲で、息子たちを救うことしか考えてない。あてもないまま思い切った行動に出る。彼女の人生で自分が一番無価値な存在。でもストーリーが進むにつれて、彼女の中に自尊心が芽生え始める。そんな彼女にとても興味がわいた」とも語る。
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そしてシェルフィグ監督はどんな存在か? との問いには、「彼女はとても親身になってくれる人。登場人物1人1人への深い愛が感じられる。彼らの感情の描き方から、それが分かるだけでなく、彼らに対する温かい笑いからも感じられる」と語り、「さらに彼女は求めるものが明確。俳優にとって最高のこと。仕事がずっと楽になる。優しいのに芯はしっかりした女性」と念願のタッグをふり返っている。
『ニューヨーク 親切なロシア料理店』は12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。