毎年恒例の「GQ メン・オブ・ザ・イヤー2020」が「HUGO BOSS」後援のもと開催。YouTubeでストリーミング配信された。司会はコメディアンのジャック・ホワイトホール。同授賞式の23年の歴史において、今回は初のバーチャルイベントとなった。コロナ禍で医療従事者のために寄付金40億円を集めて話題となった退役大尉のトム・ムーア氏(100)は、インスピレーション賞を受賞。事前に撮影されたという動画で、レッドカーペットに登場し、お馴染みの歩行器を手にしてタキシード姿で笑顔を見せた。2016年にブレイクスルー男優賞を受賞したジョン・ボイエガは、今回アイコン賞に選出。「リビングルームに飾っているトロフィーが2つになってバランスが取れる」とお茶目に語ったが、アイコン賞に選ばれたのは6月にデモで「キャリアがどうなっても構わない」と涙ながらに「Black Lives Matter」を訴えかけたスピーチが多くの人の胸を打ったからだろう。主な受賞者は以下の通り。アイコン賞ジョン・ボイエガソロ・アーティスト賞ショーン・メンデステレビ・パーソナリティー賞ピアース・モーガンブレイクスルー男優賞ポール・メスカル(「ふつうの人々」)ブレイクスルー女優賞ラシャーナ・リンチ(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)