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日常の中の非日常を描き、軽妙なタッチながら心にずっしりと刺さるテーマを描く西さんの作風は、女性を中心に多くの読者に愛され各界にもファンが多いことで知られる。そんな西さんの著書の中から、最新作『さくら』を含む5作品をまとめた。
北村匠海×小松菜奈×吉沢亮の豪華共演『さくら』 (11月13日公開)
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2005年に発行された「さくら」。登場するのは、サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族。そして、彼らにとって大切なひとたち。日々の幸せ、初めての恋、思いがけない事故、愛するがゆえの葛藤…普遍的に映る家族の日常を描く。
詩情溢れる作品を多数生み出してきた矢崎監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村さん、小松さん、吉沢さんという人気・実力を兼ね備えた俳優陣に、3人の母に寺島しのぶ、父に永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれがそろった。

世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した「東京事変」が書き下ろした主題歌「青のID」がエンディングを彩る。
向井理と宮崎あおいが夫婦に…『きいろいゾウ』(2013)

2006年に発表されたロングセラー小説を『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ママレード・ボーイ』などの廣木隆一監督が映画化したラブストーリー。出会ってすぐに結婚した夫婦が、1通の手紙をきっかけにすれ違いながらもお互いの秘密、過去と向き合い、絆を深めていく姿を描く。共に原作のファンだという向井理と宮崎あおいが夫婦役で初共演。柄本明、リリー・フランキー、濱田龍臣、本田望結ら多彩な顔ぶれが揃った。
芦田愛菜の初主演作『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(2014)
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2011年に刊行された「円卓」を行定勲監督が映画化。大阪の狭い団地で7人の家族と暮らし、孤独や人と違うことに憧れを抱く小学3年生のこっこのひと夏の成長を、ユーモラスに描いた。『星の子』が現在公開中の芦田愛菜が映画単独初主演を務め、関西弁で毒づくなど、“女優”としてそれまでのイメージを覆す新境地を開拓した。八嶋智人、いしだあゆみ、平幹二朗、「関ジャニ∞」の丸山隆平らが共演。
思春期の成長物語『まく子』(2019)
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2016年に発表された同名小説を映画化、小さな温泉街を舞台に転入してきた不思議な少女(新音)の秘密を知ったことで成長していく少年の姿を映す。『うつろいの標本箱』などの鶴岡慧子監督がメガホンを執った。『真夏の方程式』で注目を集めた山崎光が主人公・慧を演じ映画初主演、母・明美役を須藤理彩、草なぎ剛が女性が好きでダメな父親ながら息子の成長を陰ながら見つめる父・光一を演じた。
ドラマ「サムのこと」「猿に会う」(2020)

デビュー初期(2004年・2009年)の短編小説「サムのこと」「猿に会う」の2作が、遠藤さくら、賀喜遥香ら「乃木坂46」の4期生メンバー主演でドラマ化。様々なことが定まらない20代の5人が、突然の死を迎えた仲間の通夜に向かう物語「サムのこと」。20代半ばの少し端っこを生きている仲良し女子3人組が温泉旅行で、「あるもの」にたどり着くまでを描いた「猿に会う」がdTVオリジナルドラマ(各4話)として登場。
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