I have decided to step down as Jo Malone's global ambassador. When I joined the brand as their first male global ambassador last year, I created the short film we used to launch the campaign. It won the Fragrance Foundation Virtual awards 2020 for Best Media Campaign.
— John Boyega (@JohnBoyega) September 14, 2020
理由は、同社が中国向けに公開したキャンペーン動画にある。ジョンはグローバルアンバサダーとして1分強のキャンペーン動画を監督し、主演も務めた。「ジョー マローン」の香りをかぐと、自身の故郷ロンドン・ペッカムの記憶が蘇ってくるという内容で、ジョンが幼い頃から大切にしてきたとみられる思い出を美しく映像化している。
中国向けに公開された動画は、ジョンではなく中国人俳優のリウ・ハオランが出演。コンセプトはジョンの作品とほぼ同じで、最初のソファーのシーン、自転車や白馬に乗るシーン、カメラワークなど類似点が多々あるにもかかわらず、ジョンは公開前に一切知らされていなかったという。
自身の作品は「個人的な思い出、友人や家族、故郷を紹介し祝福したもの」であるため、同意も知らせもなくこのような動画を作ることは「間違っている」と同社を批判した。なお、中国版の動画には、一切黒人が登場しない。
同社は過ちを認め、「オリジナルの動画はジョンの個人的な体験がコンセプトになっており、(演じる人を替えて)再現するべきではなかった」とジョンに謝罪した。しかし、ジョンはグローバルアンバサダーを続けるということは考えられなかったようだ。