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『ブラック・スワン』でオスカー女優となったナタリーが本作で挑んだ役は、スターとして華やかに活躍しながらも、メディアの暴力に脅えアルコールやスキャンダルに飲み込まれるセレステ。
出演を決めた理由について、ナタリーは「脚本を読んで文章表現に心を奪われました。ブラディ(・コーベット監督)の人物描写やセリフや物語のテーマも魅力的でした。シーアの楽曲のレコーディング音声も聴いて、登場するポップソングも最高のものだと思いました。いい音楽でないとこの話は説得力がないですから。だから資料をもらった時点で迷わず参加を決めました」と当時をふり返って語る。
さらに役作りについて、「ポップスに関するドキュメンタリーを観ました。ポップスターの生活とか家族関係や仕事場での人間関係がどんなものか理解するために。脚本の理解も深まりました。それから方言コーチのもとでスタテンアイランドの方言も特訓しました」と明かす。
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「歌はシーアのプロデューサー クリス・ブレイドと収録しました。振り付けにも力を入れています。15分間のショーの場面も区切らずに一気に撮影したんです。だから大変だったのですが楽しい準備でもありました」と、ポップスターになりきった熱演の裏側に触れた。
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ときに、家族にも暴言を吐いてしまうほど気性の荒いセレステ。その背景には、ポップスターとして活躍する苦悩が隠されている。そんなセレステをナタリーは「セレステはとても複雑なキャラクターです。モンスターのように豹変する時もあります。残酷で攻撃的な面もあれば、深い洞察力を見せたり誠実な一面も。置かれた環境や一緒にいる人の影響を受けていろいろな側面を見せる面白いキャラクターです。真実を突きつける人がいないと、若さを理由に好き放題できてしまう。そういうところが演じていて面白かったですね」と分析している。
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『ポップスター』は6月5日(金)より全国にて順次公開。