※以下、「マンダロリアン」の一部ネタバレがあります。ご注意ください。
このルール改正は、主役のペドロ・パスカルがシーズン1の全8話を通してマスクを着用し、“ほとんど”顔を見せないという珍しいタイプのドラマ「マンダロリアン」が引き金になったと予想されている。なお、ペドロは今年のゴールデングローブ賞にノミネートされていなかったが、最終話でマスクを外して顔を見せるため、ルールに則るならばノミネートを受ける資格はあったと「Variety」誌がHFPAに確認を取っている。

「マンダロリアン」には、主役の俳優の顔がマスクで分からないからこそ撮影できたエピソードがあった。ペドロが演じているマンダロリアンの声は全て自身の声だが、第4話「楽園」ではマスクを含むコスチュームを身につけてマンダロリアンを演じたのは、スタントダブルのブレンダン・ウェインとラティーフ・クラウダーの2人だった。このエピソードの撮影時、ペドロは舞台「リア王」のリハーサル中で出演できなかったのだ。