1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、ヨットに乗り込みタヒチからサンディエゴへと旅に出た。ところが出発から2週間後、記録的なハリケーンに遭遇し巨大津波に飲み込まれてしまう。船室にいたタミーはしばらくして目を覚ますが、ヨットは操縦不能で無線も繋がらない。さらに、大怪我を負い波に漂うリチャードを発見する。極限状態の中、タミーはセーリングの知識を総動員し陸を目指すが…。
実話を基にした壮絶な漂流記を迫力映像で描いた本作。監督を務めたのは、第85回アカデミー賞外国語映画賞のアイスランド代表作品として出品された『ザ・ディープ』や、実際に起こった集団遭難事件を圧倒的リアリティーをもって映画化した『エベレスト 3D』など、サバイバル映画のスペシャリストとして世界を沸かせてきたアイスランドの監督バルタザール・コルマウクル。本作では太平洋を舞台に、アカデミー賞常連の業界屈指のスタッフらとともに前作を凌ぐ真のサバイバル・ドラマを完成させた。

主演を務め、製作総指揮にも名を連ねているのは『ダイバージェント』シリーズで人気を確立し、近年ではニコール・キッドマンらと共演のドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」でも活躍するシャイリーン・ウッドリー。絶体絶命の状況下で逞しく奮闘するタミーを体当たりで演じ、海外の批評家から「本作で、尊敬すべき確固たる存在だと証明された」などと絶賛されている。

相手役には、『世界一キライなあなたに』で世界中の女性から熱視線を集め、『チャーリーズ・エンジェル』や『ナイチンゲール』など話題の出演作公開が続くサム・クラフリン。重傷を負いながらもタミーを励まし支え続けるリチャードを繊細に演じた。

併せて解禁された場面写真では、遭難前のタミーとリチャードの仲睦まじい様子のほか、激しいハリケーンの中ふたりで舵にしがみつく様子や、遭難後にヨットの上で途方に暮れるタミーの姿など、壮絶な漂流生活をうかがわせる場面が切り取られている。

『アドリフト 41日間の漂流』は4月10日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。