国内外の映画ファンたちが固唾をのんで見守った授賞の行方とは別に、SNSで盛り上がったセレブたちのひと幕をご紹介。
今年も司会者なしで進行した授賞式。まず、オープニングは『A Beautiful Day in the Neighborhood』(原題)のトム・ハンクスを真似たジャネール・モネイのクールなパフォーマンスからスタート。「POSE/ポーズ」のビリー・ポーターも『ロケットマン』さながらに参加、マーゴット・ロビーやシンシア・エリヴォ、ちょっと照れ君のレオナルド・ディカプリオなどセレブたちにもマイクを向けながら、冒頭から会場を盛り上げた。
#Oscars Moment: @JanelleMonae kicks off the #Oscars with an opening number that leaves everyone feeling alive! pic.twitter.com/J76UFuqxby
— The Academy (@TheAcademy) February 10, 2020
バックダンサーの衣装には『ジョーカー』ほか、『アス』や『ルディ・レイ・ムーア』など今回ノミネートされなかった作品もモチーフにされ、背後の映像の中には『ハスラーズ』や『フェアウェル』も。さらにはジャネール自身も『ミッドサマー』の花々を被って歌い踊ることに。これには「最高すぎ」「かっけええ」との熱い声が続々と上がった。
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熱い声といえば、レッドカーペットから「可愛い」と話題となっていたのが、『ジョジョ・ラビット』で好演を見せた主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスと親友ヨーキー役のアーチー・イェーツ。
#Oscars pic.twitter.com/Mn20aS4H0s
— Jojo Rabbit (@jojorabbitmovie) February 9, 2020
リブート版『ホーム・アローン』の主役にも抜擢されているアーチー君は、タイカ・ワイティティ監督が脚色賞を受賞すると、まるで自分が受賞したかのように舞台裏で大喜びする姿も注目を集めた。
#JojoRabbit's Archie Yates cheers Taika Waititi at the #Oscars pic.twitter.com/ow9gbYj2QB
— Variety (@Variety) February 10, 2020
タイカ監督といえば、プレゼンターを務めたナタリー・ポートマンとティモシー・シャラメを巻き込んだ(?)ユニークな写真撮影も。
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一方、タイカ監督の席が近くだったブリー・ラーソンは、インスタのストーリーに彼がこっそりオスカー像を座席の下に仕舞い込んでいる様子をアップ。

“キャプテン・マーベル”として知られるブリーは、“ワンダーウーマン”ことガル・ガドット、そして『エイリアン』シリーズの“リプリー”ことシガニー・ウィーバーと作曲賞、歌曲賞のプレゼンターとして登壇。3大女性ヒーローが「私たちでファイトクラブを作ります」と語ると、「強すぎる」「カッコよさしかない」「最強に目が眩しい」と興奮の声が続々。
The first rule of @brielarson, Sigourney Weaver and @GalGadot's fight club is... everybody will talk about it. #Oscars pic.twitter.com/Cxdjb8llb3
— The Hollywood Reporter (@THR) February 10, 2020
また、ティモシーはレッドカーペットで、『スキャンダル』で助演女優賞候補となったマーゴット・ロビーの撮影中にまさかのフォトボム! 「お茶目」「最高」との声が上がっていたが、そんなティモシーの「プラダ(PRADA)」のジャケットファッションには「作業着感」「本社から来た人みたい」との声が…。
実はこの「プラダ(PRADA)」のブルゾンジャケットは、プラスチック廃棄物や漁網などを使ったリサイクルナイロン繊維「ECONYL(R)」を用いたもの。“サステナブル”(持続可能)なファッションは今年のテーマでもあるだけに、こうした取り入れ方はさすがティモシー。
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衣装といえば、会場もSNS上も爆笑となったのが『キャッツ』のジェームズ・コーデンとレベル・ウィルソン。2人とも同作で演じた猫のバストファージョーンズとジェニエニドッツそのものの仮装で登場、視覚効果賞のプレゼンターだったのだが、「私たち以上に視覚効果の重要性について理解している人はいません」と半ば自虐的なコメントで会場を沸かせることに。
#Cats2 pic.twitter.com/C6fqlYcSfy
— Variety (@Variety) February 10, 2020
ちなみに『キャッツ』は劇場公開後、異例ともいえる視覚効果に手を加えた最終バージョンへの差し替えが行われており、ゴールデン・ラズベリー賞にも最多ノミネートされている。

そんな中、全くのサプライズ登場で会場が騒然となったのが、ラッパーのエミネム。音響編集賞、録音賞の発表前にリン=マニュエル・ミランダが映画の中の音楽について語っていたとき、エミネムの主演作『8マイル』(2002)の映像も流れていたのだが、今回、第75回アカデミー賞歌曲賞を受賞した同作の主題歌「ルーズ・ユアセルフ」を披露。
これには、ブリーやケリー・マリー・トランら会場の多くがノリノリで口ずさみ、ジャネールや追悼パフォーマンスを行ったビリー・アイリッシュらもスタンディングオベーション、この1番ともいえる大喝采となる中、マーティン・スコセッシ監督だけはちょっぴり眩しげな表情…。
エミネムは当時授賞式に参加できなかったことから、「もう1回、またの機会があるのか…アカデミー賞、招待してくれてありがとう。ここに着くまて18年もかかってすみません」とようやく実現した歌唱パーフォーマンスについてツイートし、今年歌曲賞を受賞したエルトン・ジョンとの2ショットもアップ。彼のパフォーマンスはトップシークレット扱いのサプライズだったという。
I got to see my Uncle Elton tonight at the Oscars. Congrats on your win too, Sir! @eltonofficial pic.twitter.com/9HsQHvGzM4
— Marshall Mathers (@Eminem) February 10, 2020