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アカデミー賞主演女優賞を受賞した『モンスター』以降、プロデューサーとしても活躍し、映画『アトミック・ブロンド』『タリーと私の秘密の時間』や、デヴィッド・フィンチャー製作総指揮・監督のTVシリーズ「マインドハンター」など数々の話題作を世に送り出してきたシャーリーズ・セロン。
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2020年は、大統領候補の国務長官と失職中のダメ男が繰り広げる、全米でも大ヒットしたシニカルラブコメディ『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』が公開中。
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そして、セクハラを告発した実在のニュースキャスターに扮し、第92回アカデミー賞で自身の主演女優賞を含む3部門にノミネートされた『スキャンダル』も2月21日(金)に公開を控えている。
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「製作者として必ず言うのは『それって面白い?』」
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シャーリーズは本作『グリンゴ』の製作についてインタビューで、「個人的に私の好きな映画はジャンルを超えた作品なの。ジャンルは分類できないけど物語が素晴らしい映画よ。そういうスタンスで本作にも取り組んだわ」と語っている。
「現実に基づいて登場人物を作り上げれば、どんな設定でもコメディーの要素が生まれる。製作者として必ず言うのは『それって面白い?』ってこと。コメディーでもドラマでも同じよ。ひねりのないドラマは嫌いだから。人生はドラマもコメディーもどちらも混ざってるものよ」。
ブラッド・ピットにエドワード・ノートンも製作者として活躍
役者としてだけでなく、製作も手掛け多彩な活躍ぶりを見せるハリウッド・セレブは、シャーリーズだけではない。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で第92回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされているブラッド・ピットは、過去にプロデューサーとしても3度ノミネートされており、『それでも夜は明ける』(2013年)で見事オスカーを獲得。映画製作会社「プランBエンターテインメント」の経営を担う敏腕映画プロデューサーとしても高い評価を受けている。壮大なSF人間ドラマである主演作『アド・アストラ』でも製作を手掛けた。
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また、『真実の行方』(1996年)でスクリーンデビュー後、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)では第72回ゴールデン・グローブ賞助演男優賞、第87回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、ハリウッドを誇る演技派俳優エドワード・ノートン。『僕たちのアナ・バナナ』(2000年)で監督・製作を担当、主演・監督・製作・脚本を務めた『マザーレス・ブルックリン』が現在で公開中。その手腕が注目されている。
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彼らは役者と製作者という役割を相互に生かし、地道に培った役者としての経験が映画ビジネスにも生きているのかもしれない。そんな多才な活躍ぶりを目の当たりにできる彼らの作品は今後も要注目だ。
『グリンゴ/最強の悪運男』は2月7日(金)より公開。