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シャーリーズ扮する才色兼備の国務長官シャーロットは、常日頃から人々の注目を浴びている存在。セスが演じる主人公のフレッドは、あまり服装にはこだわりのないキャラクターで、いつもウインドブレーカーとキャップを身に付けた“イケていない”スタイルが特徴。そんな彼とは対照的に、シャーロットはファッションセンスも抜群。衣装も2人の格差を演出する大事な要素の一つとなっている。
まず、大切なのはTPOにあわせた服選び。仕事の際にはかっちりしたスーツやシンプルな形のワンピースなど、色使いも派手過ぎず、地味過ぎないカラーをチョイス。パーティーでは赤や緑などの鮮やかな色で周囲と差をつけ、さらに上品な露出が美しいドレス。
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プライベートでは、リラックスした格好ながらもダメージデニムにサラッとジャケットを羽織り、大人なフェミニンを演出。女性が真似したくなる衣装の数々が揃っている。
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クラシカルな装いに、モダンなテイストをミックス
衣装デザインを務めたのは、『クレイジー・リッチ!』を手掛けたメアリー・フォークト。シャーロットには世界で最もパワフルな女性らしく、びしっとした高級な衣装を着用させようと考え、影響力を持つ女性の衣装を勉強したという。
「スペインのソフィア王妃やヨルダンのヌール王妃、レティシア王妃を参考にしたの。他の女性と比べて、特にこの3人は素晴らしいモダンな装いをしていたから。あとはキャサリン妃(ケンブリッジ公爵夫人)も」と明かす。
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「シャーリーズにはシャーロットのフェミニンな上品さをどうやって魅せるか確固とした意見があった。だから2人で話し合って、シャーロットはクラシカルな装いに彼女流のモダンなテイストを加えているだろうと考えた。仕立てがよくてソフトな感じのスーツ、現代のキャサリン・ヘプバーンをイメージして、生地選びやカットの選定から初めて、ギャバジン素材のスーツを作ったりしたわ」と語っている。
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シャーリーズ本人もデザインに参加したこだりの衣装は、シャーロットの魅力を一層引き出すための大事なアイテム。フォーマルからカジュアルまで様々なスタイルをチェックしてみて。
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『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』は2020年1月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。