本作は、若くして結婚したユーゴ・ジェラン監督が、自身の結婚生活を見直すことで生まれたオリジナルのラブストーリー。高校時代、ひと目惚れから結婚した主人公のラファエルとオリヴィア夫妻。だが、人気SF作家として多忙な日々を送るラファエルと、小さなピアノ教室を開くオリヴィアの夫婦生活はすれ違いが続いていた。
2人が大喧嘩をした翌朝、見覚えのない部屋で目覚めたラファエル。実はそこは、自分はしがない中学教師で、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する、立場が逆転した“もう一つの世界”だ! そして、その世界のオリヴィアはラファエルのことを知らなかった…。
主人公・ラファエル役を演じるのは、第72回カンヌ国際映画祭で今後の活躍が期待される前途有望な若手俳優に贈られる「ショパール・トロフィー」を受賞したフランソワ・シビル。大女優ジュリエット・ビノシュとの共演作『私の知らないわたしの素顔』の公開も1月に待機する、フランスでいま最も注目される俳優のひとりだ。
また、ヒロインのオリヴィア役は、フランスの名門校を卒業した経歴も持つ才色兼備の注目女優ジョセフィーヌ・ジャピ。その天真爛漫な笑顔に誰もが夢中になること間違いなし。本作をきっかけに実生活でも交際に発展した、2人の息の合った演技は必見となっている。
解禁となった映像では、“もう一つの世界”に迷い込んだラファエルが状況を飲み込めず、ショックを受ける姿が。その世界ではオリヴィアが人気ピアニストに。さらに、ラファエルが彼女に会いに行くと「お名前は?」と聞かれ、自分を知らない“もう一つの世界”にいる現実を目の当たりにし茫然!
ひと目惚れから結婚して10年。オリヴィアの「もっと早く出逢っていたら…」という言葉に、一緒にいることが当たり前だと思っていた彼女の大切さにようやく気づくラファエル。はじけるようなオリヴィアの笑顔、輝くような2人の幸せな日々。走馬灯のようによぎる思い出とは対照的なラファエルの悲しげな表情が、切ないラブストーリーを予感させている。
また、「もう一つの世界で、“愛”を知る―」というキャッチコピーと、見つめ合う2人がキュートなティザービジュアルも同時解禁。自分本位な行動ばかりとるラファエルは、オリヴィアと立場が逆転した世界に迷い込んだことをきっかけに自分を見つめなおしていくが…。愛することを知った彼が下す最後の決断に、注目だ。

『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は2020年5月1日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。