米FOXニュース局のセクハラ騒動の真実を描いた『スキャンダル』で、実在の人物メーガン・ケリーを演じたシャーリーズ・セロンが、自身が過去に受けたセクハラについて明らかにした。「ナショナル・パブリック・ラジオ」とのインタビューで語った。1994年、ある有名監督の自宅に招かれたというシャーリーズ。家に着くと、その監督はパジャマを着ていて、酔っぱらっており、シャーリーズの脚を触ってきたため、シャーリーズはあわてて逃げ帰ったという話だ。以前、記者にこの話をしたことがあり、監督の名前も明らかにしたものの、記者が名前を伏せて記事にしたとシャーリーズは言う。「セクハラ問題というものが、いかに根が深いかということ」と指摘する。今回のインタビューでは、名前を出すべきかどうか「葛藤があった」という。現在、賞レースの真っ最中であり、『スキャンダル』でゴールデングローブ賞やSAGアワードなどで主演女優賞にノミネートされている自身や、同じく多くの賞にノミネートされている共演者のニコール・キッドマンやマーゴット・ロビーに影響が出るかもしれないからだ。ただし、シャーリーズはいずれ監督の名前を明らかにすると宣言している。「彼を守ろうだなんていう考えはまったくない。でもいまは、『スキャンダル』に影を落としたくない。この話をまたする良いタイミングが訪れたら、彼の名前を言うことにする」。
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