ジェームズ・フランコからセクハラ被害に遭ったと1年半前に告発した女性2人が、法的措置を取ったという。「Variety」誌などが報じた。2人はジェームズが2014年から2017年まで経営していた演劇学校の元生徒で、在校中にジェームズと彼のビジネスパートナーたちが「女性生徒たちに対し、権力を使って性的で不適切な行いの蔓延に携わった」として訴えを起こしている。生徒たちは月300ドルの授業料を支払い、それで真っ当な授業を受けられると思っていたが、ジェームズが受け持つセックスシーンを学ぶマスタークラスの受講にはさらに750ドルが必要だったという。マスタークラスを受けるためのオーディションでは、明らかに度を越えた性的な内容の演技が求められ、それを録画されたとのこと。録画に対する同意書に、強制的に署名させられたとも。2人はジェームズとビジネスパートナーたちを、性差別、セクハラ、詐欺、虚偽の広告、性的搾取で訴えている。ジェームズの弁護士は、原告たちの訴えに損害賠償を求めると語った。「彼女たちがこういったことを訴えるのは、これが初めてではありませんし、すでに話していることが偽りであることは明らかになっています」と自信をのぞかせている。2人は2018年1月、ジェームズのセクハラ被害者としてほかの3人とともに「Los Angeles Times」紙で体験を語っていた。