これまで毎年開催されてきた「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーが、今年は行われないという。同ブランドの親会社「L Brands」のCFOスチュアート・B・ブルクドルフが「WWD」に明らかにした。「ヴィクトリアズ・シークレットのマーケティングを進化させるべきだと思っています。ショーはブランドを確立するのに非常に大事な役目を担っていましたし、マーケティング面でも素晴らしい功績を上げました」とショーの役割について振り、「現在このブランドのポジションをさらに前進させるにはどうすればいいか、消費者とのベストなコミュニケーション方法はなにかと考えているところです。それが、(ヴィクトリアズ・シークレットのCEO)ジョン(・メハス)が一番に取り組んでいることです」と語った。いまのところ、こうした“消費者とのベストなコミュニケーション方法”として予定しているものは、「ファッションショーほど大きな規模のものではない」といい、ソーシャルメディアなどの別の手段で行っていくとのこと。今年7月、ショーの常連モデルのシャニーナ・シェイクが「残念ながら今年のヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーは開催されない」と発言したことにより、同ブランドの動向に注目が集まっていた。