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前田さん演じる雪子は、町工場で働き、慎ましい暮らしに苦労しながらも息子・あきお(阿比留照太)と幸せな日々を送っている。町工場での仕事は、流れてくるビンの形、ラベルをチェックし、箱につめるという単純作業。生活のため懸命に働く雪子も、ついつい心は上の空に。上司から注意を受けると慌てて、作業に気を入れる。

でも、「家賃が3万円。どないしよ」と、つい家賃のことを考えてしまう雪子。再び上司から注意を受け、慌て作業するも、「そうや! ブログの広告代が今日振り込まれるんや!」とニンマリと口角が上がる。形のそぐわない容器を見つけると、「これかわいい、あきお(息子)の鉛筆立てにええな」と嬉しそうに手に取る姿も。かと思えば、次の瞬間「さっ!保険料払わなあかん」と気持ちを引き締める雪子。
ぎりぎりの生活でも、小さな喜びを大事にしながら愛する息子のことで頭がいっぱい。そんな息子への愛が伝わってくる雪子の奮闘っぷりにも注目だ。
『葬式の名人』は全国にて公開中。