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本作は、2008年のインド・ムンバイで起きた無差別同時多発テロで、5つ星ホテルに閉じ込められた人質たちの奇跡の脱出劇を描いた感動の実話。
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今回到着した映像は、テロリストの襲撃直後、必至に宿泊客を守ろうとするデヴ・パテル演じるホテルマンのアルジュンや、彼の止めを振り切り娘のために行動を起こすアーミー・ハマー演じるデヴィットらが登場。1秒後には何が起こるか分からない緊迫のシーンが切り取られている。
そして、デヴィットが進むとともに映し出されるのは、ホテルロビーに横たわる血まみれの人々…。緊迫感溢れる映像となっている。
この緊迫の映像を作り上げるため、アンソニー・マラス監督の演出方法に秘密があるのだという。それは、犯人グループ役とホテルの従業員や宿泊客役の俳優たちを引き離し、彼らの間の緊迫感を高めるのはもちろん、リアリティを追及するために現場には巨大なスピーカーを設置し、突然大きな銃声を流した。
マラス監督オリジナルとも言える撮影方法をふり返り、デヴは「地獄だよ、それは。僕らはいつも不意打ちを食わされた。それによってどんなに緊張感がもたらされたか想像がつくだろう。僕は、『俳優としてではなく、偽りのない恐怖心で演技に臨むんだ』といつも自分に言い聞かせていたよ」と語っている。
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また、本作にはプロデューサーとしても参加しているデヴ。デビュー作の『スラムドッグ$ミリオネア』のダンスシーンのフィナーレはムンバイの駅で撮影され、数か月後にその場所が襲撃されたということもあり、彼にとってこの事件は心揺さぶられる出来事だったとか。
デヴは「もし、この事件に関する映画がつくられるとしたら、是非、関わりたいと思ったよ」と言い、「台本が作られている途中で僕に出演の話が来た時、僕の演じる役をどう表現したいかとか、どんなことに気を使わなければならないかとか、的確にやらなければならないとかを、積極的に意思表示したんだ」とより深く本作に関わっていることを明かしている。
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『ホテル・ムンバイ』は9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。