
報道後、初の公の場の川栄さんは…
今月17日、俳優の廣瀬智紀との“授かり”婚を発表したばかりの川栄さんの、報道後、初の公の場とあって多くの報道陣がつめかけた。舞台挨拶終了後、去り際の川栄さんに記者陣が「川栄さん、結婚おめでとうございます!」と呼びかけると、言葉にはしなかったものの、にっこりと幸せそうな微笑みを返し会釈で応えていた。

『泣くな赤鬼』は、ベストセラー作家・重松氏による同名短編を実写映画化。陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導でかつて「赤鬼」と呼ばれていた城南工業野球部監督・小渕隆(堤さん)は、50代となり疲れた中年になっていた。ある日、病院でかつての教え子、斎藤智之(柳楽さん)と偶然再会。20代半ばで幸せな家庭を築いていた斎藤だったが、実は末期がんで余命半年であることを知らされる。
柳楽さんも川栄さんをお祝い「おめでとうございます!」
主演を務めた堤さんは、完成作を観たときのことを思い返し、「いくつも映画に出ていますけど、自分が出ている映画で泣いたのは初めてです」と告げると、場内が「へ~!」とどよめく。同じく、川栄さんも「号泣してしまって。切ないんですけど、自分の中で生きる何かを見つけようと、観終わった後に思える作品です」と同意すると、堤さんも「泣くわな、これな!」と、テンションを同じくして、喜んでいた。

本作にてガンを患う元・教え子を熱演した柳楽さんは、堤さんと共演した感想を尋ねられると、「この業界に入る前からドラマで堤さんを見ていたりしたので、10何年たって先生と教師という大事な…ああ、じゃない(笑)」と「先生と生徒」と言いたいところを言い間違え。

「舞台の休演日で頭が…」と照れ笑いを浮かべる柳楽さんは、さらに続けて「あ、川栄さん、おめでとうございます(笑)!」とどさくさ紛れに結婚のお祝いをすると、場内は待ってましたとばかりに拍手万雷。堤さんは柳楽さんに「誤魔化すなあ(笑)」と言いながらも、うれしそうに川栄さんのほうに向き直り、祝福しているようだった。
『泣くな赤鬼』は6月14日(金)より全国にて公開。