中華鍋のように熱い感情のぶつかり合いと、美味しそうな料理の数々に五感が刺激されっぱなしの展開に、見ればきっと大切な人とアツアツの麺をすすりたくなること請け合いのラブコメディだ。
空腹で見るのはキケン!
「美味しい」と「胸キュン」大盛りのラブコメ

「飯テロ注意!」なグルメドラマは多いけど、胸キュン&濃厚なロマンスまでたっぷり絡み合う、お腹も心も満たされるラブコメディの登場だ。
ホテルの高級中国料理店で働くシェフのプンは結婚を控え、準備のために訪れた結婚式場で同じく結婚を控えた財閥令嬢のセウと出会う。同じ頃、元ヤクザのチルソンも美容室でセウと出会い、彼女に一目惚れする。その後、プンはホテルに食事に来たセウと再会するが、メニューにないジャージャー麺が食べたいとリクエストされ、ホテルの向かいにあるしがない中国料理店にテンメンジャンを手に入れに行く。そこは、チルソンが弟分たちと営む店だった。
2PMのジュノが熱血シェフのプンを好演。人気と演技力を兼ね備えたチャン・ヒョクが元ヤクザのチルソンに扮する。とろけるような笑顔で2人をメロメロにするセウを演じるのはチョン・リョウォン。運命に引き合わせれた3人の恋の行方はもちろん、目が離せないのは毎回登場するツヤツヤの中国料理の数々。見ればジャージャー麺を豪快にかきこみたくなる、1作で二度も三度も美味しいドラマだ。
韓国で食べられている中国料理は日本のものと微妙に具材や食べ方が異なり、そんな食文化の違いを見つけるのも楽しい。
心優しいヤクザとツンデレのシェフ。
ギャップ萌え男子2人とヒロインの三角関係


前科持ちの自分を恐れず接してくれるセウが可愛くてしかたがなく、父親の逮捕でお金に困ったセウに大金をポンと貸してしまうし、何度振られてもつい告白してしまう。セウの笑顔を見ると頭の中がお花畑になるピュアで単純なところもあるけれど、ピンチの時には体を張って守ってあげる男気溢れる一面も。雨が降りそうな日にはセウが降りるバス停まで傘を届けたり、店に住み着いた子猫を可愛がる姿が子猫より可愛いかったりする、“癒し系”でもある。セウがプンに恋をしていると知ってからは、気持ちを押し殺して2人との関係を大事にしょうとする姿が切ない。

一方のプンは、典型的なツンデレ男子だ。中国料理店で一緒に働くことになったセウのことが好きなのに、店の仲間たちの目や、チルソンのセウへの思いを気にして、冷たく突き放してしまう。けれど、実は好きになった女性には尽くしてあげたい熱いハートの持ち主。冷蔵庫に閉じ込められて低体温症になったセウを一生懸命に抱っこして温めてあげながら、セウが目を開けると「これは夢だ」とささやくツンデレぶりには胸キュン必至。

厨房では、料理の腕前に自信満々の俺様タイプ。慣れない仕事にあたふたするセルを容赦なく叱りつけるのに、裏で彼女のことを思ってニヤけるギャップが大きすぎて、見ているほうまで笑顔になってしまう。
自分の料理を大好きな人たちにおいしく食べてもらえることが、プンにとって最高の幸せ。愛するセウのためなら、朝でも夜中でも心を込めて鍋を振る。ジュノが魅せる華麗な包丁と中華鍋さばきも見事で、「こんな料理上手なカレがいたら…」と妄想を膨らませるのも、また楽しい。
まるで恋人以上?
チルソンとプンの男同士の絆が熱い

そんな中に飛び込んできたのが、ホテルと決別して住む場所を失ったプン。自分の部屋に住まわせ、「向かいで中国料理店を繁盛させてホテルに復しゅうする」という目標達成への協力を惜しまない。プンもチルソンを慕うあまり、セウに対して「兄貴のことも同じくらい好きだから、俺を好きになるな」と身勝手な俺様発言をする始末。腕をケガしたプンをチルソンがシャンプーしてあげたり、チルソンのためにプンが美味しい朝食を用意したりと、2人の同居生活はまるで新婚さん?! たまに弟分も加わり、1つのベッドに川の字で寝る男たちの友情(愛情?)が微笑ましい。

セウ、チルソンの弟分、訳ありっぽい身元不明のオバサンたち…と、中国料理店のメンツは最初はかなり頼りない。彼女たちが力を合わせて成長し、店を繁盛させていくお仕事ドラマとしても楽しめる。
<「油っこいロマンス」リリース情報>
・5月8日(水)よりvol.1~7/6月4日(火)よりvol.8~15、TSUTAYA先行でレンタル開始
・5月8日(水)よりDVD-BOX1 発売
・6月4日(火)よりDVD-BOX2 発売
※TSUTAYA TV にて配信中
発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット
(C)SBS
「油っこいロマンス」公式サイト:https://culture-pub.jp/abura/

〈提供:PLAN Kエンタテインメント〉