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今回公開されたメイキング映像では、本作への思いを語るパク・フンジョン監督のコメントから始まる。“企画亡命者”の説明のテロップが入り、パク監督は「まるで映画のような現実です」と語る。本作では、世界で唯一の分断国家である韓国と北朝鮮の政治的な要素を複雑に絡まり、物語はさらに加速していく。
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また、米CIA要員ポール・グレイ役を演じる、『ファーゴ』『ジョン・ウィック:チャプター2』などで強烈な印象を残すハリウッド俳優ピーター・ストーメアの出演について、決定当初、パク監督は「本当に彼が出るのか」と驚きが隠せなかったという。共演者たちのコメントとともに、ストーメア自身「パク監督の現場はとても雰囲気が良かった」と撮影現場を振り返った。
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撮影監督のキム・ヨンホは、それぞれのキャラクターに合う空間づくりへの苦労を明かしている。乾いたイメージの北朝鮮のシーンでは、色彩を強く意識したと語り、実際にコスモスを道端に埋めての撮影の現場も公開された。パク監督に対し、主演のチャン・ドンゴンは「どんなジャンルにも強い監督。今後どんな映画を撮るのか楽しみ」と語っている。
同時に解禁となったメイキング写真では、パク監督と綿密に打ち合わせを行うチャン・ドンゴンや真剣にカメラを覗くパク・ヒスンの姿から、時にはピースサインをするイ・ジョンソンや楽しげに会話をする出演者の姿も見られる。
「ストーリーもテーマもとても斬新」とチャン・ドンゴン自身も語る本作。世界情勢の中でも、いま最も注目を集める韓国×北朝鮮×米国だからこそ、ますます期待が高まる。
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『V.I.P. 修羅の獣たち』は6月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。