『ファントム・スレッド』はオートクチュールのドレスが導く禁断の愛を描いた作品で、官能的で美しいドレスの数々は、本年度アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した。1950年代のロンドンにて、ファッションの世界で脚光を浴びる天才的な仕立て屋レイノルズは、若きウェイトレスのアルマと出会い、新たなミューズに迎える。アルマの完璧な体を愛し、ドレスを作り続けるレイノルズに反し、アルマは無神経な態度を繰り返すことで、ふたりの愛は想像もつかない境地へと向かってしまう。
名優の演技に絶賛「エロスが指先まですごかった」
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アルマがレイノルズに見初められることから、シンデレラストーリーともとられる本作。橋本さんは、「もう、レイノルズがものすごく格好よくて! スマートで、ダンディで、渋くて、その風貌にきゅんとしてしまって」と大興奮。自分だけのオートクチュールドレスは全女子の憧れとも言えるが、「採寸シーンがあるんですけど、レイノルズの手がものすごくセクシーで…私が触られているかの気分で観てしまいました。ドキドキして、エロスが指先まですごかったです」と、橋本さんならではの視点でトークが弾む。
さらに、「もしドレスを作ってもらうなら?」と尋ねられた橋本さんだが、ここでも橋本さん節は炸裂。「私が着るからには、スケスケで。衣装で透明のビニールを着たことがあるんですけど(笑)、大事なところは隠さないと、と思って折り目をつけました。うまく隠れた(笑)」と笑顔を見せ、「下着はもちろんつけていないですよ。そのくらいインパクトのある衣装を作っていただきたいですね」と、着こなせてしまう貫禄を醸し出す。
恋愛アプローチ法をさらすも「それでも落ちない人、いますよ…」
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現在33歳の橋本さん、今年34歳になるが、気になる人に振り向いてもらいたいときの必殺技があるようで…「私は押し倒すっていうか、とりあえずすごい攻めます! 待っていてもきてくれないので、いくだけいって拒否されたら諦められますし。連絡もすごくしますし、ふたりでごはんに行ったときはアプローチをして、キスしたかったらするでしょうし」と過激なトークを繰り広げた。しかし、「それでも落ちない人、いますよ…。奥さんか彼女がいたのかなって思う」とぼやいていた。
『ファントム・スレッド』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。