『メイズ・ランナー』の原作者で小説家のジェームズ・ダシュナーがエージェントから解雇されたと「The New York Times」紙が報じた。解雇の原因となったのは「セクハラ問題」だ。先日、児童文学作家協会から追放された「13の理由」の著書ジェイ・アッシャーと同様、司書向けのウェブマガジン「School Library Journal」でダシュナーの名前もセクハラ加害者として挙げられていた。「The New York Times」紙の記事が出た直後、ダシュナーはSNSに「ぼくからきみへのメッセージ…」と題した手紙を掲載。それによれば、ダシュナーはここ数日、過去の行いをふり返り自分を省みたという。「もしかすると、ぼくはセクハラ問題の一部に加担してしまったのではないか」と。その結果、「私は、やってしまったと思う」と認めた。しかし、「決して誰かを意図的に傷付けようと思ったことはない」とセクハラをしている意識はなかったことを綴っている。自分の行いによって影響を受けた人たちには「深く謝罪します」とし、告発や非難を深刻に受け止めると反省を示した。ダシュナーは今後、カウンセリングに通うことも明かしている。昨年10月にハリウッドの重鎮ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題が明るみに出てから、この問題は収まるどころか映画・音楽業界を越えての告発が始まっている。