突然父になったプレイボーイと彼にひと目ぼれしたゲイ、男手“ふたつ”で育てられた少女との絆に、世界が笑いと涙に包まれた本作。フランスの2016年公開作で2番目のヒット作となった本作の感動はヨーロッパ全土に広まり、ロシア、オランダ、ドイツ、ベルギー、スイスで次々と大ヒットに。全米で大ヒットを記録したメキシコ映画を原案にした物語は、フランス(本作)を含め世界5か国でリメイクされている。

本作でオマールが演じるのは、独身生活を謳歌するモテモテのプレイボーイだったサミュエル。ある日突然、生後3か月の赤ちゃんを預けられ、子育てに大奮闘していくことで、父親として、そして1人の人間として成長していくサミュエルをコミカルかつ、繊細に演じている。
昨年、フランスの全国紙「ル・ジャーナル・デュ・ディマンシュ」が行った人気投票で、並みいる著名人を押さえて見事第1位に輝いたオマール。このたび到着した映像では、そんな人気を裏切らない彼の魅力的な素顔が明かされている。

まず、オマールは本作について「サミュエルと娘の関係が美しいんだ。それで初めて父親役を演じてみたいと思ったんだよ」と、自らが望んで父親になったわけではないが、次第に最高の相棒へと成長していく父娘の絆に惹かれたと思いを語る。
また、本作のメガホンをとり、これまでにないオマールの“父性”をスクリーンに引き出したユーゴ・ジェラン監督は、「オマールはクリエイティブな俳優で一緒に仕事をするのが楽しいんだ! 僕らが画面で見ている彼そのものなんだ。素晴らしい人間だよ」と大絶賛。娘グロリア役を演じたグロリア・コルストンも、「オマールのことは大好きよ! ピエロみたいに楽しいの!」と彼との共演が楽しくて仕方なかった様子だ。

オマールは、「映画の作り方なんてよくわかんない!」と演技に戸惑ってしまったグロリアを優しくなだめたり、撮影の合間にスタッフから赤ん坊の世話を任されたりと、プライベートで4人の子どもを育ててきた彼らしく、良きパパとしての一面を発揮。実直で温かい人柄が伺える、素敵な映像となっている。
『あしたは最高のはじまり』は9月9日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国にて公開。