ゲイとレズビアン向けの総合雑誌、米「OUT」誌が毎年発表するアメリカで最も影響力のある同性愛者50人が今年も発表され、エレン・デジェネレス、フランク・オーシャン、エレン・ペイジ、ラヴァーン・コックスらがそのリストに名前を連ねている。今年度のランキングでは、1位には政治ジャーナリストのレイチェル・マドーが輝き、「CNN」のキャスター、アンダーソン・クーパーが2位、エレンが3位と続いた。19歳のときに初めて男性に好意をもち、2012年に同性愛者であることをカミングアウトした「シンキング・アバウト・ユー」のフランクは「男性という代名詞をロマンチックなR&Bのメインストリームに浸透させた」として賞賛され12位にランクインしているほか、TVドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のラヴァーンは14位に輝いた。ラヴァーンはテレビ界のアカデミー賞プライムタイム・エミー賞の俳優カテゴリーで初めてノミネートされたトランスジェンダーの女優で「トランスジェンダーのアイコンとして君臨」しており、ネットフリックスの同人気ドラマでソフィア・バーセット役を演じているものの、演技の仕事は「彼女自身の革命において、ほんの一部分である」と同誌は褒め称えている。トップ50にはマイケル・コースやラフ・シモンズ、トム・フォードらファッションデザイナーたちも名を連ねているほか、元オリンピック選手のブルース・ジェンナーとして知られた後2015年に女性化したケイトリン・ジェンナーもランクインしている。米アウト誌が選ぶ最もパワフルな同性愛者50人(一部抜粋)1.レイチェル・マドー2.アンダーソン・クーパー3.エレン・デジェネレス4.ジル・ソロウェイ5.ライアン・マーフィー6.アンソニー・D・ロメロ7.タミー・ボールドウィン8.ル・ポール9.メアリー・ケイ・ヘンリー10.ウォシャウスキー姉妹(C) BANG Media International