2016年本屋大賞第2位にランクインし、現在発行部数81万部を突破するベストセラー小説を実写化する映画『君の膵臓をたべたい』。この度、本作の主題歌を大人気アーティスト「Mr.Children」が担当することが決定した。高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに母校の教師となった“僕”(小栗旬)。彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数か月を思い出していく――。膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、“僕”(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。そして、桜良の死から12年。結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、“僕”と同様に桜良と過ごした日々を思い出していた――。そしてあることをきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知ることになる…。原作には無い12年後の「現在」も描かれ、「過去」と「現在」2つの時間軸が交差しながら物語が展開していく本作。儚くも美しい高校時代を、浜辺美波と北村匠海(DISH//)がそれぞれ桜良役と“僕”役に扮し、「現在」パートでは、教師となった“僕”を小栗旬、桜良の親友・恭子を北川景子が演じ、登場人物たちの“いま”を担っていく。そして、このほど決定した主題歌のタイトルは「himawari」。小栗さん演じる“僕”が、いま何を想っているのか、どう過去をふり返るのか、それを歌で表現するとしたら、どの世代も共感できるアーティストは一体誰なのかと思案した製作陣が、「Mr.Children」へ真っ先に連絡したことがきっかけで、今回このコラボが実現。心を揺さぶる情感溢れるメロディが、映画の感動のラストに彩りを加え、本作に寄り添うような楽曲へと仕上がっているという。「映画にとって主題歌はもの凄く大事なものだと思います。たとえば映画に対する評価をひっくり返してしまうような重要性を持っているものではないかと」と語る原作者の住野よるは、「楽曲のタイトルが『himawari』、桜良をヒロインとしたこのお話の主題歌に夏の花のタイトルがついていたことに想像を悠々と超えられた感覚があったのですが、それ以上に、桜が散ってもその先に足を踏み出さなくてはならない、主人公やこの映画を観た全ての人にとってとても重要な曲になると感じています」と絶賛。一方、「Mr.Children」の桜井和寿は「この物語の中にある苦しい程の美しさ、強さ、優しさ、残酷さ。それらを包み込みながらも、さらに拡がりを持って押し出していける、そんな音を探して探して、やっとのこと辿り着いた曲は、自分の想像を超え、また新しい力を与えてくれるものでした。この映画に、物語に感謝です」とコメントを寄せている。なお「himawari」は、映画のエンディングで“僕”から桜良に宛てたアンサーソングのように、物語の最後を締めくくる。『君の膵臓をたべたい』は7月28日(金)より全国にて公開。
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