ケンダル・ジェンナーが広告塔を務めるペプシの広告動画にSNSなどで非難が殺到。ペプシを販売している「ペプシコ」がツイッターで「世界へのメッセージとして団結、平和、相互理解を伝えようとしましたが、明らかに的外れでした。申し訳ありません。私たちは、深刻な問題を軽んじようとしたわけではありません。動画を削除し、これ以上の配信は控えます。(主演した)ケンダル・ジェンナーをこのような状況に巻き込んでしまったことにも謝罪します」と表明するほどの騒ぎとなった。問題となっている約2分40秒の広告動画の内容を要約するとこうだ。「愛」や「平和」のサインボードを掲げてデモ行進を行う集団を目撃したケンダル。モデルの仕事で撮影中だった彼女はウィッグを脱ぎ捨て、口紅を拭い、行進に加わる。そして険しい顔付きで牽制している警官たちの1人にペプシを渡し、その警官が1口飲むと、突然みんなが笑顔でハッピーになって、めでたし…というものだ。ケンダルが1人で警察の前に歩を進める様子は、昨年7月、ルイジアナ州で白人警官が黒人男性を射殺したことにより地元でデモ活動が起きた際に1人で機動隊の前に立ちはだかったレシア・エヴァンスさんの真似だとの声や、「ブラック・ライヴズ・マター」(黒人の命も大切)運動を軽視しているとの批判の声が多数上がっている。
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