本作で初主演を務めるのは、入江悠監督の『日々ロック』などで快演し、役者としても注目を集めるミュージシャンの古舘佑太郎。ヒロインには、アジアユース二冠のプロクライマー、大場美和。映画初出演となる大場さんは劇中でボルダリングシーンに挑戦、元気のない町のためにがんばるヒロインを演じる。また、ライバル役に、米CNN「The Tokyo Hot List:20 People to watch 2010」に選出されたモデルで俳優の尚玄。さらに、笠置町民の約4分の1にあたる約300名が出演し、脇を固めている。
監督を務めるのは、本作が劇映画デビュー作となる馬杉雅喜。「ショートショート フィルムフェスティバル」や「48 Hour Film Project」などで賞を受賞し、WOWOWの「ノンフィクションW」に取り上げられるなど、注目の若手監督。当初8名しかいなかったという映画参加者を、笠置町内を1軒1軒チラシを持ち歩いて回り、「一緒に映画を作りましょう」と呼びかけた結果、300名弱の人たちが参加することになったという。