ゴールデン・グローブ賞(以下GG賞)授賞式のプロデューサー・バリー・アデルマンによると、GG賞ではその年度に亡くなった俳優たちの追悼「In Memoriam」は通常行わないという。その理由は「『In Memoriam』はオスカーや全米俳優組合賞がうまくやってくれている」ということと、「GG賞はお祝いとパーティーがメインだから」と「Variety誌」に語っている。しかし、今年は昨年12月に亡くなったキャリー・フィッシャーとデビー・レイノルズ母娘の追悼映像を授賞式で流した。GG賞では異例かつ初めてのことである。それほど影響力が強く、悲しい出来事だった。追悼映像はデビーが歌った「You Made Me Love You」をBGMに、デビーの膝の上で遊ぶ小さなキャリーの映像から始まった。デビーの『雨に唄えば』やキャリーの『スター・ウォーズ』などの映画のワンシーンで2人の出演作をふり返り、キャリーがデビーを抱きしめるシーンで終わった。キャリーの弟トッド・フィッシャーは、GG賞の特別な計らいにツイッターで感謝を述べている。また、異母妹にあたるジョエリー・フィッシャーは、GG賞のアフターパーティーで「ETonline」に「今日は家から出て、2人を称えようと思って来たの。彼女たちを誇りに思うし、でもやっぱり悲しいわ」とコメントした。