いよいよ来週日本公開となる、『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。この度、「ハリー・ポッター」のお膝元ロンドンでプレミアが行われ、エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストンら主要キャスト、デイビッド・イェーツ監督、そして原作者のJ.K.ローリングが登場した。魔法使いのニュート・スキャマンダーは優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者。世界中を旅しては魔法動物を集め、不思議なトランクに詰め込んでいる。あるとき、旅の途中で立ち寄ったニューヨークで、ひょんなことからニュートのトランクと普通の人間のトランクが入れ替わってしまう。トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中が大騒動に! そこで出会った仲間たちや奇想天外な魔法動物とともに、ニュートの新しい冒険が始まる!この日会場となったのは、ロンドンのレスタースクエア。先日大盛況だったNYプレミアに続き、今度はエディの故郷であり、「ハリー・ポッター」のお膝元であるロンドンでのお披露目とあって、「ハリー・ポッター」シリーズの衣装に身を包んだ“ポッタリアン”をはじめ、早くもニュートの衣装に身を包んだ“ファンタビスト”も2,000人以上が会場に詰め掛けた。そして、エディが到着すると会場は割れんばかりの声援に包まれ、「大部分はグリーンスクリーンで撮影されるんだろうと思っていたんだけど、でも実際はロンドンの郊外にNYの大半は実際に建てられていたんだ。道から出て来る煙まで再現されていたんだよ」とまさにロンドンの地に本作の舞台となるニューヨークのセットが建てられたことを明かした。続けて「それだけでも最高だったんだけど、動物に関して言えば、デイビッドはリハーサルの段階で、僕らに色々とやってみる自由をくれて、そのおかげで何が必要なのか知ることができた。子ども心を思い出して、1秒1秒が楽しかったよ」ともふり返る。また、ニュートと仲間になる初めて魔法の世界に誘われる人間(ノー・マジ)を演じたダン・フォグラーは、ロンドンという特別な地でお披露目されることについて「とても光栄だよ。スゴイことだ。誰もがとても興奮して、ハッピーだ。皆、キャラクターのコスプレしている。嬉しいのは魔法使いじゃない僕を誰もが大歓迎してくれることだよ」と興奮と喜びを隠せない様子だ。さらに、ロンドンの地で生まれた魔法の世界をニューヨークに移したことについて、J.K.ローリングは「この物語の原作を2000年に書いたとき、ニュートがニューヨークに渡るというイメージがすでに頭の中にあったの。なぜそう確信していたのかは分からないけれど、そうやって生まれたの」と魔法のようなエピソードを明かす。また「ニュートはとても愛すべき人だけれど、彼自身は自分のことをそう思ってはいない。私は彼が愛すべき人だと思うけれどね。自分に自信がなく、人が苦手なの。でも、ビーストとは自然につきあえる」とニュートの魅力も説明していた。早くもファンが気になる“続編”について、「ハリポタ」の“育ての親”とも言うべきデイビッド・ヘイマンは、「いまはすべてを秘密にしておこうとしているので、あまり言えないんだ」と話すも、「でも、若き日のダンブルドアは出てくるよ。どうなるかお楽しみだね」とコメントしていた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。