11月19日(土)より開催され、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第8回TAMA映画賞」。この度、東京テアトル70周年記念作品から、『オーバー・フェンス』、『ふきげんな過去』、『ディストラクション・ベイビーズ』の3作品が選出、受賞が決定した。「TAMA映画賞」は、明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するというもの。本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰する「最優秀作品賞」には、山下敦弘監督の『オーバー・フェンス』が決定! 加えて、本作に出演するオダギリジョーと蒼井優が「最優秀男優賞」と「最優秀女優賞」をそれぞれ受賞している。なお、『オーバー・フェンス』は、10月6日(現地時間)から開催される第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門にて出品が決定しており、クロージング上映ではオダギリさんと山下監督の登壇も決定している。また、映画ファンを魅了した事象に対し表彰する「特別賞」は、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督&柳楽優弥、及びスタッフ・キャスト一同に贈られる。さらに本作からは村上虹郎と小松奈々が「最優秀新進男優賞」「最優秀新進女優賞」をそれぞれ受賞。そして、『ふきげんな過去』からは「最優秀女優賞」に小泉今日子、「最優秀新進監督賞」は前田司郎監督が選ばれた。今回受賞を受けて、各作品の主演キャストより喜びのコメントが寄せられた。<以下受賞者コメント>■オダギリジョー(『オーバー・フェンス』)芝居なんかいつでも辞めてやる!! そんな気持ちでいます。いや、少し丁寧に言うといつまでこの職業を続けるのかな…という気持ちでいます。でもこういう賞を頂くともう少し続けてみちゃおうかしら…とか思うんですよねぇ~。揺らぐ40歳。ありがとうございました。■小泉今日子(『ふきげんな過去』)前田司郎監督の世界の中で不思議な夏休みを過ごしていたあの撮影の日々もすでに過去。あの日々よりも少し未来に立っている私は、懐かしい気持ちで「ふきげんな過去」を思う。ワニがいようがいまいが、本当のお母さんがいようがいまいが、果子は相変わらず不機嫌な顔をして、あの町でビニール傘を引きずっているでしょう。少女って頼もしくて、カッコイイ!! 少女ではなくなってずいぶん経ってしまった私は、満面の笑みでこの栄えある賞を頂きに参ります。本当にありがとうございました。■柳楽優弥(『ディストラクション・ベイビーズ』)作品への皆の情熱が、この様な素晴らしい形で評価して頂けたことに心から感謝致します。特に今年は邦画が豊作で、新たな銀幕時代への重要な年になったのではないかと思います。この素晴らしい機会を新たな出発地点と考え、より一層精進してまいります。ありがとうございました。第8回TAMA映画賞は11月19日(土)~11月27日(日)開催予定。