マリリン・モンローが映画『ラヴ・ハッピー』の中で着用していたミンクのストールがオークションに出品される。1962年にロサンゼルス内の自宅で急性バルビツール中毒により36歳の若さで死亡したマリリンの身に着けたこのアイテムは、ロサンゼルスのネイト・D・サンダース・オークションズで競売にかけられることになる。1950年代にセックスシンボルとしてその名を馳せたマリリンだが、ブレイク前であった1949年の『ラヴ・ハッピー』はわき役としての出演だった。その劇中でマリリンはセクシーなドレスに身を包み、ミンクのストールを手に持って、グルーチョ・マルクスの気を引こうとする役柄を演じていた。マリリンがこの役作りのためにオーディションの1週間前に鏡の前で練習したという特有の歩き方は、後にマリリンのトレードマークとなった。このミンクのストールはウェスタン・コスチューム社が制作したもので、明るい茶色の毛にサテン地に黒の縁取りがついた裏地が施されている。このオークションではほかにもヒット映画『お熱いのがお好き』でマリリンが来ていたドレスや、未公開の手書きのメモや手紙なども出品されることが分かっている。宝石やメイク用品、靴など計1200点以上のアイテムが11月に開かれるオークションに登場する予定だ。今回発表されたミンクのストールは今月29日より2万ドル(約200万円)からの掛け値でオークションがスタートする。(C) BANG Media International