シャイア・ラブーフがスティーブン・スピルバーグを批判するようなコメントをした。『ディスタービア』『トランスフォーマー』『イーグル・アイ』などスピルバーグの運営するドリームワークス製作映画やその親会社であるパラマウントによる『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』など、何本もスピルバーグ関連作に出演してきたシャイアだが、スピルバーグが全盛期を過ぎていたと感じ、期待外れだったのだという。シャイアは「Variety」誌に「僕はスピルバーグがゴールだっていうアイデアの元に育ったんだ」「名声とか経済的な面ではなくてね」「ところがいざ会ってみたら、夢に描いていたスピルバーグではなかったんだよ。キャリアの異なるステージにいる違ったスピルバーグだったんだ。監督というよりは会社の社長だったのさ」とふり返る。シャイアはその当時の自分が俳優として身動きが取れないように感じていたそうで、「スピルバーグの撮影現場っていうのはすごく違うんだ」「すべてが綿密に計画されているんだよ。37秒後にこのセリフを言わなきゃいけないとかね。そんなのを5年間もやっていると、自分の仕事が何なのか分からなくなってくるもんさ」と語る。スピルバーグと作った映画が嫌いだというシャイアだが、その中でもお気に入りの作品が1作だけあるそうだ。「一緒に作った映画で唯一気に入っているのは『トランスフォーマー』だね」。しかし『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』に関しては、世界中で8億万ドル(約811億円)近くものヒットになったにも関わらず、不成功だったとして「1年半も役作りをしたのに、公開されたら自分のせいにされるんだ。あれにはすごく傷ついたね」と続けた。(C) BANG Media International