リン監督と言えば、過去4作品続けて『ワイルド・スピード』を大ヒットシリーズへと育て上げ、誰も想像つかないようなアクションとスペクタクルでアクション映画を進化させ続けてきた立役者。しかしファンを増やし続けてきたその神髄は、ド派手さの裏にある“仲間同士の強い絆”を描き出す演出力。その絆に多くの観客が胸を熱くし涙腺を緩めてきたことだろう。そんなリン監督の手により完成した新たな本作は、『ワイルド・スピード』を彷彿とさせる大迫力のアクションシーンや、仲間との熱い絆がしっかりと刻まれている、もはや『ワイルド・スピード SPACE MISSION』 とも言える仕上がりに。
今回のポスタービジュアルには、ファンならば目を疑うような、リン監督らしい『ワイルド・スピード』を彷彿とさせる要素が。それは、ビジュアル内に映し出される銃を構えるクリスの姿が、『ワイルド・スピード MAGA MAX』海外版のポスタービジュアル内で、いまは亡きポール・ウォーカーが銃を構えている姿をどことなく彷彿させることだ。このことについてリン監督自身からの言及はないものの、2作品への強い想いが思いがけず反映してしまったと言わざるを得ないようだ。