また、25階に住む主人公の医師ラングを演じ、出演オファーよりも前に原作を読んでおり、とても気に入っていたことが出演のきっかけになったというヒドルストンは「脚本は明快でおもしろくて陰気で真実で感銘を受けた」と映画の魅力を説明。このマンションの設計士で最上階に住むロイヤルを演じ、『栄光のランナー 1936ベルリン』や『奇蹟がくれた数式』など今後、日本公開作が相次ぐジェレミー・アイアンズは「脚本の階級制度のとらえ方が、とても現代的だと思えた。人間の行動に関しても同じだ」と語る。低層階に住みマンションで起こる階級闘争の鍵を握るTVディレクターのワイルダーを演じ、先日も米サイト「We Got This Covered」で本年上半期ベスト演技第3位に選ばれるなど、本作の演技が高く評価されているエヴァンスは「抑制されたものが解放され、人々に潜む獣性が明らかになる作品」と語っている。