改修工事を終えた「三鷹の森ジブリ美術館」の内覧会が7月15日(金)に行われ、2001年10月のオープン以来15年ぶりに、塗り直された外壁をはじめ、“化粧直し”された館内がお披露目された。同館は5月9日(月)から設備メンテナンスのため、長期休館していた。セレモニーに出席した中島清文館長は、「(館主である)宮崎駿のたっての願いで、オープン当時の赤、青、黄色に外壁を塗り直した」と約2か月半を費やしたリニューアルを説明。宮崎監督から「ありがとうございました。おかげさまで、また15年がんばれます」と感謝のコメントが寄せられたと明かした。その宮崎監督が企画・監修した新展示「猫バスにのって ジブリの森へ」が、7月16日(土)からスタート! 2001年のオープン時に開催された「千と千尋の神隠し展」を皮切りに、“アニメーションに関する作り手の思い”“映画を生み出す発想の種”に焦点を当てた計14の企画展示を一堂に集めて紹介する。「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」(2002年)、「3びきのくま展」(2007年)、「クルミわり人形とネズミの王さま展」(2014年)など、これまでの展示物に新たにアレンジを加え、各展覧会ごとに当時のポスターやパンフレットを配置し、見どころを紹介。広さ133平方メートルの展示室いっぱいに作り込んだほか、大きな大きな“3びきのくま”や、大人も乗れるネコバスなど、復活の声が多く寄せられた展示物が再登場。「まさに15年の総決算」(中島館長)となる開館以来の歴史を凝縮した内容になっている。なかでも注目されるのが大人も乗れるネコバスで、窓からは『ハウルの動く城』の大きく引き伸ばした背景画、ハウルの城やこねこバスに乗っためいたちを見ることができる。入場チケットはすべて日時指定の事前予約制で、7月~8月の夏休みシーズンチケットの先行抽選販売を実施中。また、7月入場分より全チケットに購入者の名前を印字され、入場時にチケット購入者の本人確認を行う場合がある。「猫バスにのって ジブリの森へ」は7月16日(土)~ 2017年5月まで開催予定。(C)Museo d'Arte Ghibli (C)Studio Ghibli
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