アンセル・エルゴートが人気ゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の映画版に向けて出演交渉中のようだ。10代のがん患者を演じた2014年作『きっと、星のせいじゃない。』で最も知られるアンセルだが、世界的に人気の同名ファンタジーテーブルトークRPGの映画化となる新作でこれまでとは大きく違ったジャンルに挑戦するようだ。ゲイリー・ガイギャックスとデイヴ・アーンソンによってデザインされたこのゲームは1974年にTSR社から発売され、架空の生き物のミニチュアを使って軍隊や王国を作って戦ったり、探索に出かけたり、降りかかる難題を解決したりするゲームとなっている。戦士のダンジョン・マスターを始めとする登場キャラクターたちは発売以来、幅広い年齢層のユーザーたちを虜にしてきた。映画版については詳細がほとんど明かされていないものの、1人の戦士を中心に、財宝を見つけ出そうとする姿が描かれるのではないかとみられている。ロブ・レターマンが監督を務める予定となっており、脚本は日本でも間もなく公開される『死霊館 エンフィールド事件』のデヴィッド・レスリー・ジョンソンが執筆中だ。原作ゲームの20年来の大ファンだというヴィン・ディーゼルも興味を示していると言われているが、詳細については分かっていない。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は2000年に『ダンジョン&ドラゴン』という名前で一度映画化されており、その際にはジェレミー・アイアンズ、マーロン・ウェイアンズ、ゾーイ・マクレランらが出演していた。しかし評価はイマイチで興行収入も伸び悩んだため、その後製作された2本は映画館で公開されることもなかった。(C) BANG Media International