マイケル・マン監督は『ヒート』前日譚の小説執筆、そして映画化を計画しているようだ。ロバート・デニーロ演じるギャング団のリーダーであるニール・マッコリーとアル・パチーノ演じる警察官ヴィンセント・ハナを主役とした1995年作『ヒート』はカルト的な人気を誇っている作品だ。オリジナル作品公開から20年の時を経て、マン監督は新たなストーリーを作るべく動き出しており、映画化も視野に入れているようだ。マン監督は自身にとって最優先事項だとする前日譚の小説を自身の運営するマイケル・マン・ブックスを通じて出版する契約を交わすところだという。マン監督が脚本も執筆した前作は、ロサンゼルスを舞台にロバート演じるマッコリー、ヴァル・キルマー演じるクリス・シヘリスらプロの銀行強盗集団が最後の強盗として大規模な計画を実行しようとするも、アル演じるハナがその計画を阻止しようと熾烈なバトルが繰り広げられるというストーリーになっていた。『パブリック・エネミーズ』『コラテラル』などでも知られるマン監督は以前、『ヒート』のキャラクターの基となった人物は実はマン監督の知っている人物であったことを明かしていた。「この作品のキャラクターたちは僕の観察を基にしたものなんだよ。僕が会ったことのある人物で、座って語り合ったことのある人たちなんだ。泥棒に警察に殺し屋たちだよ。ほかの映画作品からアイデアをもらったのではなくて、すべて僕のリサーチを基にしたものなんだ」。(C) BANG Media International