マイケル・ファスベンダーはスティーブ・ジョブズ役を演じるにあたり、先にその役を降板していたクリスチャン・ベイルに助言を求めたそうだ。ダニー・ボイル監督作で最終的にはの共同創設者であるジョブズ氏の役を演じることになっていたマイケルだが、当初その役に予定されていたクリスチャンが実際に演じていれば素晴らしい演技を見せてくれることは間違いないと感じていたそうで、出演に合意した後にクリスチャンに電話をかけてみることにしたのだという。マイケルはアイルランド版「Daily Mail」紙のインタビューで「僕はあの役にクリスチャン・ベイルが最高だと思ったんだ。あまりにもそう感じていたから彼に電話をかけて話をしたんだよ。僕がやっていることをやれる人はたくさんいるし、あの役にぴったりな人もたくさんいるからね」と語った。ソニーのハッキング事件により、マイケルが当初その役の候補者として製作側から全く有力視されていなかったことが明らかになっていたが、その事実は気にも留めていないそうで、同作での演技が高い評価を受けているマイケルは「ほかの人たちは候補にさえも入っていなかったと自分に言い聞かせているよ。監督やプロデューサー、製作側の人間が僕にたどり着く前に他の人間を望んでいたっていう事実には慣れているし、それって全然珍しい話ではないと思うからね」と話した。マイケルがケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズらと共演している『スティーブ・ジョブズ』は世界最高峰のテクノロジー企業へと成長したアップル社に焦点を当てた作品となっている。(C) BANG Media International