『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズをはじめ、『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などで強烈なキャラクターを演じ、全世界の観客を魅了し続けてきたジョニー・デップの最新作『ブラック・スキャンダル』の日本公開日が、2016年1月30日(土)に決定した。1970年代のサウス・ボストン。FBI捜査官ジョン・コナリー(ジョエル・エドガートン)は、アイルランド系マフィアのボス、ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー・デップ)に、FBIと協力して共通の敵であるイタリア系マフィアを排除しようと説得する。その密約がやがて制御がきかなくなり、ホワイティが法の目をかいくぐって権力を揺るぎないものにし、ボストン史上もっとも冷酷で危険なギャングのひとりになっていく姿を追う――。オスカー・ノミネート3回と人気、実績共に名高いジョニーが選んだ本作では、冷酷な“凶悪犯”ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーが起こしたアメリカ犯罪史上、最大のスキャンダルを描き出す。バルジャーを追ったFBIは、当初25万ドルの懸賞金を設定して指名手配。16年の逃亡生活の末、2011年6月に逮捕された時点では200万ドル(約2億円)というFBI史上、最も高額な懸賞金となっていた。ハリウッドの俳優たちが最も仕事をしたい監督として名を挙げる、スコット・クーパー監督がメガホンを握る本作で、話題を呼んでいるのがジョニーの容貌だ。薄くなった毛髪をオールバックに固め、サングラスから眼光鋭く相手を射抜くかのような眼差し。常に鍛えた精悍な体躯に、ジーンズに革ジャンというスタイル。そのただならぬ空気感で凶悪な男を演じている。さらに、『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャツビー』のジョエル・エドガートンがFBI捜査官ジョン・コナリーを、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でオスカーノミネートを果たしたベネディクト・カンバーバッチが、ホワイティの弟であり、権勢を誇る州上院議員ビリー・バルガーを演じる。そのほか、ワイティの最も親密な共謀者スティーブ・フレミにロリー・コクレイン、ホワイティの腹心の部下ケビン・ウィークスをジェシー・プレモンス、FBI主任捜査官チャールズ・マグワイアをケビン・ベーコンが演じる。9月2日(現地時間)に開幕する第72回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア、9月10日に開幕するトロント国際映画祭で特別上映される本作。カメレオン俳優、ジョニーが演じきる“凶悪キャラ”に注目だ。『ブラック・スキャンダル』は2016年1月30日(土)より全国にて公開。