3ヶ月ぶりの更新です。全然書けなくてすみません。そして、今回書くことも実は一か月前のことになります…。今から一か月ほど前、『進撃の巨人』のワールドプレミアでアメリカはLos Angelsに行ってきました。とても濃密な日々でした。ロスの抜けるような青空が今でもよく思い出されます。日本発のコンテンツがアメリカの本場Hollywoodのど真ん中で世界に向けてお披露目をするということで僕は単なる国際セールスマンでしかないのですがそれでも心は第二の宣伝プロデューサーのような気分で挑みました。(本当の宣プロは後輩なんですが)会場となったのはEgyptian Theaterという映画館でHollywoodの大通りにある伝統的な映画館でアカデミー賞の舞台でもあるDolby Theater、そのすぐ傍にある超大型映画館のMan’s Chinese Theterと肩を並べるくらいのメジャー館。当日はコスプレをしたお客さんも多数押し寄せTVなどでの報道でも伝えられましたが、本当に大盛り上がり。正直幕を開けるまではこのHollywoodの本場でお客さんは来るんだろうか? 盛り上がるんだろうか?と内心ビクついてるところもありましたが開けてみればこちらの想像以上でリアクションも本当に最高でした。僕も今まで宣伝部時代に海外でこういうイベントをやるとどうしても現地の日本人がメインになっていていまいち海外感が出ないといった感じになることもあったりしたのですが今回は本当に現地のアメリカ人ばかりで、しかも最高にリアクションが良くて驚かされました。『進撃の巨人』というコンテンツの強さを肌で感じました。映画の上映中に脇で一緒に観ていましたがまぁアメリカ人のリアクションのいいこと。ココでこんなに叫ぶのかぁ? とかココ笑うとこか?とか色々カルチャーギャップも味わいながらこんな環境で映画を観られるなんて、なんて幸せなことだろうと胸が熱くなりました。でも、一番嬉しかったのは、今回この『進撃の巨人』のアメリカ向けの配給を手掛けてもらう会社のスタッフさんたちが映画を観て本当に手を叩いて喜んでくれたことです。彼らも実はプリセールスという映画本編の完成前に買付けを決めていたので、ここまでずっと映画を観ずに来ていたのですね。だから、もしこれで彼らが映画の出来に満足できなかったとしたらそれは悲劇でしかないのですが、彼らのスタッフさんたちが映画を観終わった後に樋口監督に握手やサインを求めたりして、本当に喜んでくれたのでそれがセールスマンとしては何よりも嬉しかったです。きっとアメリカでも彼らの熱意が大ヒットをさせてくれることでしょう。当日マスコミ向けには世界の【63の国と地域】で配給が決定と報告したのですが今日現在でさらにプラス21か国で【84の国と地域】で配給が決定しています。目指すは世界100カ国への進撃。そうしたら世界の半分です。高い壁ですが、巨人ばりに壊していきたいと思います。ちなみに、9月19日(土)に公開予定の後篇ですが、僕はこの後篇にはそれこそ巨人級の衝撃を受けました。こんな映像で、こんな展開で、こんな日本映画があるのかっ!? と。前篇を100点としたら後篇は300点くらい。いや、もっとかな。そのくらいの衝撃でした。こんなの初めて~、みたいな。ぜひご期待下さい!!【2015.8.25】