カルト的人気を誇るR-18アニメをハリウッド実写化して話題を呼んだ映画が『カイト/KITE』だ。本作のBlu-rayとDVDの2015年9月16日発売が決定した。『カイト/KITE』は1998年に梅津泰臣監督が手がけた成人向けアニメ『A KITE』を原作とした。原作は国内のアニメファンのみならず、海外クリエイターからもカルト的な人気を誇っている。とりわけ「エロス」と「バイオレンス」の過激な描写、スタイリッシュなアクションが評価された。映画版では原作の魅力はそのままに、オリジナルの要素が加えられた。舞台は現代の日本から近未来の荒廃したヨハネスブルグに移り、両親を殺され暗殺者と化した少女・サワの復讐譚を描く。ヒロイン・サワを演じるのは名女優オリビア・ハッセーの娘にして、2014年度「世界で最も美しい顔100人」で第12位に選ばれたインディア・アイズリーだ。共演にはハリウッドきっての“怪優”サミュエル・L・ジャクソン、『華麗なるギャッツビー』で知られる若手俳優カラン・マッコーリフが顔を並べる。豪華キャストが集結した。今回発売されるパッケージ版では音声はオリジナル英語音声に加え、日本語吹替版が新規収録となる。ヒロイン・サワ役に沢城みゆきさん、アカイ役に有本欽隆さん、オブリ役に小野大輔さんが起用された。いずれも実力派声優だけに、字幕版とはまた違った魅力がありそうだ。また初回仕様には、梅津泰臣書き下ろしスペシャルスリーヴケースが付属する。そのほか特典にメイキング映像、梅津監督インタビューが収録となる。価格は税抜きでBlu-rayが4700円、DVDが3800円だ。金融危機により崩壊した近未来が舞台となる。人身売買がはびこるなか、幼くして組織に両親を殺されたサワは、父の親友であり相棒だった刑事アカイに暗殺者として育てられる。彼女の目的は両親の仇である人身売買組織への復讐。ひとりひとり男たちを暗殺していくサワであったが、予想を裏切る残酷な真実に直面する……。